太陽光発電

太陽電池を用いて、太陽の光エネルギーを電気に変換する発電方式。太陽から地上に降り注ぐ「光エネルギー」が太陽電池に当たると、太陽電池を構成している半導体の電子が動き、電気を発生させる仕組みになっています。

メリット

  • ▶枯渇する心配がない、無限のエネルギー
  • ▶排気ガスやCO2、燃えかす、使用済み燃料の処理が発生しない
  • ▶装置がシンプルで故障しにくく、信頼性が高い

地熱発電

地熱によって発生した天然の水蒸気を用いてタービンを回し電力を作る発電方式。火山や天然の噴気孔、温泉、変質岩など、いわゆる「地熱地帯」と呼ばれる地域では、深さ数kmの比較的浅いところに1千度前後のマグマ溜りがあります。それが雨水などを加熱し生じた熱を、直接エネルギー源として利用します。

メリット

  • ▶枯渇する心配がない、無限のエネルギー
  • ▶排気ガスやCO2、燃えかす、使用済み燃料の処理が発生しない
  • ▶季節の変化による影響を受けにくい

風力発電

風力を利用して風車を回し、その回転運動を発電機に伝えて電気を起こす発電方式。風力発電機が風の強さや向きをはかり、羽根の角度や風車の向きを自動的に調整して、効率的に発電します。風速が大きくなって風車の回転速度が上がりすぎるときは、安全のため回転を停止させます。

メリット

  • ▶枯渇する心配がない、無限のエネルギー
  • ▶排気ガスやCO2、燃えかす、使用済み燃料の処理が発生しない
  • ▶一定の風速があれば、昼夜を問わず電力を生み出すことが可能

バイオマス発電

動植物等の生物から作り出される有機性のエネルギー資源を燃焼したり、発酵させてタービンを回す発電方式。バイオマス燃料を直接燃焼して蒸気タービンを回す「直接燃焼方式」、燃料を熱処理することでガス化し、ガスタービンを使って燃焼・発電させる「熱分解ガス化方式」、燃料を発酵させるなど、生物化学的にガスを発生させ、そのガスをガスタービンで燃焼させて発電する「生物化学的ガス化方式」があります。

メリット

  • ▶CO2は発生するが、もともと植物が光合成によって空気中の二酸化炭素を吸収して蓄えたものなので、大気中の二酸化炭素の量は変わらない
  • ▶廃棄処分するものや未利用の物質を燃料として使用する、有効活用
  • ▶燃料さえ確保することができれば、安定した発電量が見込める